■どんなお薬ですか。
デュプロスト 0.5 mgは、アボダート 0.5 mgのジェネリック(同成分の薬)です。
デュプロストの主要成分であるデュタステライドは前立腺肥大の患者のために開発されFDA(アメリカで医薬品・健康食品などを管理する政府機関)に医薬品として認可されましたが、同時に脱毛症の患者にも効果があることが確認され、現在は脱毛症の患者にも処方されています。
前立腺の成長や脱毛症は、ジヒドロテストステロン(DHT)と呼ばれる血液中に存在するホルモンに起因しますが、デュプロストの有効成分であるデュタステロイドは、このホルモンの生産を減少させる事によって、前立腺を縮小させたり、脱毛症を抑えたりします。
有効成分が効果を発揮するためには、例え即効性を感じなくても、医者に処方された服用量と期間を守ってデュプロストの使用を継続することが非常に重要です。
初期の段階で多少の徴候の改善が示されることもありますが、効果を見極めるためには、最高で6ヶ月の服用が必要と考えられています。デュプロストは長期間服用することで、より効果的な結果が得られます。
■服用方法。
前立腺肥大:デュプロストを通常1カプセル(デュタステライドとして0.5mg)/ 1日
脱毛症:デュプロストを通常1-5カプセル(デュタステライドとして0.5-2.5mg)/ 1日
かんだりせず、水と一緒に服用してください。
服用のタイミングは特に問いません。
■副作用
デュプロストによる副作用は非常にまれで、ほとんどの人が副作用なしに服用できます。ですが、ごくまれにデュプロストの有効成分であるデュタステライドにアレルギー反応を示す人もいます。
その場合、下記のような症状を引き起こす可能性があります。そのような症状が出た場合にはすぐにデュプロストの使用を止め、緊急に医師に見てもらう必要があります。
突然、喘息の症状が出たり、胸や喉に張りを感じたり、呼吸が困難になったりする。
まぶた、唇、顔、舌、またはその他に腫れが生じる。
広範囲の皮膚に水泡や蕁麻疹のような発疹が出る。口や目に痛みを感じたり、熱が出たりする。
また、下記のような症状も報告されています。
インポテンツ(勃起、またその維持ができない)。
性欲の減退。
精液の減少など射精に関する変化。
胸部に張りが出る、もしくは柔和になるなどの変化。
これらの症状が観察される場合、デュプロストの服用を止める必要はありませんが、医師に相談してください。
他にもデュタステライドの服用が原因と考えられる何らか症状が見られる場合には、医師に相談してください。
■使用方法のご注意
肝臓疾患のある方は、医師に相談してからデュプロストをご使用ください。
デュプロストの有効成分であるデュタステロイドには胎児への悪影響がありますので、女性は決して服用しないでください。
またデュタステロイドは皮膚からも吸収されますので、妊娠の可能性のある女性は素手で触れないでください。
デュタステロイドを服用している男性の精液にも少量の有効成分が含まれる可能性があります。妊婦との性交渉の際には必ずコンドームを使用するようにしてください。
もし妊娠中の女性が有効成分と触れた可能性がある場合にはなるべく早く医師に相談するようにしてください。
また、デュプロスト服用中(服用停止後数週間)は献血を控えてください。
■ 有効成分
Dutasteride(デュスタライド)0.5mg
■ 内容量
10 カプセル
■ メーカー
cipla
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