びまん性・壮年性脱毛症
TOP >薄毛・抜け毛であなたが知っておくべき知識 >びまん性・壮年性脱毛症
男性は頭頂部がハゲたり、生え際が後退するなど、部分的に薄毛が進行していきます。
一方で、女性は髪1本1本が薄く細くなっていき、そのせいで頭皮全体が透けて見えるようになります。
びまん性・壮年性脱毛症の薄毛のなり方は、髪の分け目や頭頂部の皮膚が透けて見えてくるものです。
原因
なぜ髪1本1本が薄く細くなっていくのか、その原因は5つあります。
- 加齢
- ストレス
- ダイエット
- 経口避妊薬(ピル)
- 過度なヘアケア
加齢
歳を重ねるごとに、頭皮の血流は悪くなります。
これは毛細胞の老化や動脈硬化が原因で生じる現象です。
血行不良が起こると、その分、血液中を流れる栄養素が頭皮まで行きわたらず、毛根が衰えてしまいます。
その結果、栄養不足となり、やせ細ってしまった髪が脱毛してしまう仕組みです。
ストレス
過度なストレスは頭皮を硬直させます。
頭皮が硬直すれば、血流も悪くなり、加齢が原因で起こる脱毛の仕組みと同じことになります。
ダイエット
食事制限をすると、その分、栄養が足りなくなります。
栄養失調になれば、髪にまで栄養が回らなくなり、結果、栄養不足でやせ細った髪が脱毛していきます。
経口避妊薬(ピル)
女性ホルモン「プロゲステロン」が含まれてるピルを一定期間服用するとします。
その後、服用を中止すると、増やされ続けていた女性ホルモンが一気に減少するので、ホルモンバランスが乱れてしまいます。
その結果、一時的に髪が生えなくなり、髪全体がやせ細り、頭皮が透けて見えるびまん性脱毛症になるというわけです。
過度なヘアケア
スタイリング剤やパーマ、カラーリング剤の多様による頭皮への刺激が毛根へのダメージとなり、脱毛します。
対策
髪がやせ細る要因は、血行不良・栄養不足・ホルモンバランスの乱れ・髪を傷めていることの4つだということがわかりました。
では、この4つを改善するには、どうすればいいのか。順に見ていきましょう。
- 血流をよくさせるには、シャンプーや頭皮マッサージによる頭皮ケアで改善できます。⇒薄毛に効果的!髪を生やす1日1回頭皮マッサージ
- 栄養不足の場合は、きちんと髪にいい栄養素を含む食材を食べること。
- ホルモンバランスを正常に戻し、女性ホルモンを増やすには、「女性ホルモンを増やす7つの方法で女子男性型脱毛症を解決」にある7つのことを実践しましょう。
- 髪を傷める行為はやめること。
薄毛をごまかすためにパーマをかけていたとしても、それでは逆効果です。パーマでごまかすのではなく、頭皮ケアをきちんとし、生活習慣を改善すると薄毛の悩みから解放されます。
ここに書いている中で、特別なことなどどこにもありません。実に基本的なことです。
正しいシャンプーも頭皮マッサージもやり方さえ知っていれば、今日から生活に組み込めるものです。
髪にいい栄養素も知っているのと知らないのとでは、食事への配慮が違ってきます。髪にいい栄養素がわかれば、積極的に摂取しようと思いますし、スーパーで見かけると、これが髪によかったのだと思い出して買うことができます。
女性ホルモンを増やす7つの方法のうち、6つは、どれだけ身体にストレスを溜めないかという基本的なことです。あとの1つは食事に関するものなので、これも実践不可能ということはありません。
髪を傷める行為も「絶対にやめられない理由がある」というわけではないでしょう。
つまり、びまん性・壮年性脱毛症は、あなたの意識次第で、改善できるものなのです。
育毛剤の使用はそのあと。まずは生活習慣を見直しましょう。
まずは自力で頭皮環境を整え、その上で、育毛剤に頼ります。頭皮環境が整っていない状態で育毛剤を使用しても、育毛剤の栄養は頭皮まで行きわたらず、育毛効果はまったく発揮されないからです。