育毛シャンプーの成分はコレ!ハゲる成分と髪にいい成分まとめ
TOP >薄毛・抜け毛であなたが知っておくべき知識 >ハゲる成分と髪にいい成分
育毛シャンプーは一般のシャンプーとは違い、頭皮への刺激・シャンプーの残留度・皮脂腺の肥大を考慮したものです。
市販の高級アルコール系シャンプーよりも、泡立ちや香りの点では若干劣る部分もありますが、泡立ちに関しては、正しいシャンプーを行えばカバーできます。
詳しくはこちら(髪を生やす正しいシャンプーは7つの手順でできている)
シャンプーに含まれている成分には、
- ハゲる成分(頭皮への刺激が強く、抜け毛が増えるもの)
- 髪にいい成分(頭皮への刺激が弱く、程よく潤してくれるもの)
の2種類の成分があります。
それぞれの成分をまとめてみました。シャンプーを購入するときの参考にしましょう。
ハゲる成分の代表格は2種類
- ラウリル硫酸Na
- ラウレス硫酸Na
どんなシャンプーに含まれている成分なのか?
市販のシャンプーにはほぼ含まれています。
CMでおなじみのシャンプーはもちろん、500円前後で売られているシャンプーの成分表示を見てみると、必ずと言っていいほど、ラウリル硫酸Na・ラウレス硫酸Naが記載されています。
なぜ、これらの成分でハゲるのか?
- 洗浄力が強すぎる
- シャンプーが頭皮に残留しやすい
一般的なシャンプーは、泡立ちのよさを重視して作られています。
ラウリル硫酸Naをはじめとした石油系の合成界面活性剤は、泡立ちはいいのですが、洗浄力が強すぎるのが欠点です。
洗浄力が強いと、頭皮に必要な分の皮脂がすべて洗い流されてしまいます。皮脂は頭皮を保護するためのもの。その皮脂がなくなれば、頭皮はカサカサに乾燥してしまいます。乾燥した頭皮は潤いを求めて、過剰に皮脂を分泌します。
皮脂は、過剰に分泌されると毛穴を詰まらせる原因になり、なくなりすぎると乾燥を招き、皮脂の過剰分泌の原因になります。
つまり、適度な皮脂量を保つためには、ラウリル硫酸Naやラウレス硫酸Naが含まれたシャンプーは向いていないのです。
また、シャンプーが頭皮に残留してしまうのでは、シャンプーをしている意味がまったくありません。
シャンプーをする目的は、髪を洗うことではなく、頭皮の汚れを落として、清潔な毛穴にすることです。毛穴にシャンプーが詰まったままだと、それが原因で抜け毛が増えてしまいます。
髪にいい成分の代表格は6種類
- ホホバ油
- 不飽和脂肪酸
- ノコギリヤシ
- アミノ酸
- ニンニクエキス
- グリチルリチン酸
これらの成分は髪にどう影響するのか?
ホホバ油
ホホバ油とは、その名の通り、ホホバ(メキシコ・アメリカ南西部が原産の木)の実から抽出できるオイルのこと。
このオイルには、頭皮にいい栄養素(ビタミンB群、ビタミンE、亜鉛、アミノ酸など)がたっぷりと含まれているので、薄毛や抜け毛で悩んでいる方にとってうれしいオイルです。
保湿作用が高いので、頭皮が乾燥する心配もありませんし、過剰な皮脂分泌の不安もありません。健康な状態に頭皮を保つことができます。
不飽和脂肪酸
脂肪と聞くと、皮脂の過剰分泌を連想されるかもしれませんが、人間の身体にとって、不飽和脂肪酸は必要不可欠な成分です。この成分が不足すると、抜け毛の原因になってしまいます。
不飽和脂肪酸は、主に肉や脂物に含まれており、そのため、食事で摂取しすぎると、肥満の危険性があります。
毎日の食事で効率よく摂取するよりも、毎日のシャンプーで髪や頭皮へ浸透させてやれば、不飽和脂肪酸の不足は防げます。
ノコギリヤシ
ノコギリヤシの最大の効果は、男性ホルモン(ジヒドロテストロステン)の生成を阻害してくれること。
抜け毛や薄毛の原因である男性ホルモン(ジヒドロテストロステン)の生成が薬ではなく、シャンプーで阻害できるのですから、驚きです。
天然のエキスなので、副作用の心配もありません。
アミノ酸
アミノ酸が髪にいいことは「育毛シャンプーの成分はコレ!ハゲる成分と髪にいい成分まとめ」でも紹介しています。
刺激が少ないので、肌や髪に悪影響を与えることなく、老廃物のみを取り除いてくれます。適度に皮脂を残し、頭皮や髪の毛に潤いを与えてくれます。
ニンニクエキス
ニンニクには髪の主成分となるケラチンが豊富に含まれています。詳しくは「スーパーで見かける食材!髪に大事な栄養素まとめ」で紹介していますが、このケラチンを食事ではなく、シャンプーで取り入れることができればお手軽です。
頭皮や毛穴の炎症を抑える効果もあります。
グリチルリチン酸
頭皮や毛穴の炎症を抑える効果なら、ニンニクエキスだけでなく、グリチルリチン酸にもあります。炎症を抑えるとは、フケ、かゆみ、頭皮の殺菌に効果があるということ。
食事や育毛剤などで摂取した栄養素を頭皮へ行きわたらせるために、まずは頭皮の殺菌を行う必要があります。
どんなシャンプーに含まれている成分なのか?
- 育毛シャンプー
「育毛シャンプー」という名前ですが、シャンプー自体に育毛できる効果があるわけではなく、育毛剤の成分を頭皮に行きわたらせるために、頭皮環境を整える上で効果的なシャンプーのこと。
薄毛や抜け毛の方が育毛剤を使用するとき、その育毛剤が頭皮に浸透しなければ意味はありません。
頭皮や毛穴が汚れたままでは、当然、育毛剤の成分は行きわたりません。
育毛シャンプーは、頭皮の環境を整えるという観点から作られており、頭皮や毛穴に育毛剤を浸透させやすくする役割があります。
育毛シャンプーの効果
- 頭皮の血流を良くする
- フケの発生を抑える
- 頭皮に栄養を届ける効果が期待できる成分が含まれている
頭皮に負担をかけないように添加物を排除し、頭皮をやさしくケアできる天然の植物成分を配合して作られているのです。
おすすめの育毛シャンプー
ニゾラルシャンプー(NIZORAL 2% w/v (JANSSEN-CILAG) 50ml) | |||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ニゾラールシャンプーに含まれているケトコナゾールは、抜け毛・フケ・かゆみなどを改善する効果がある成分です。フケやかゆみの原因である脂漏性皮膚炎を防ぐ抗真菌薬シャンプーです。より効果的な使用方法は、週に2回程度使用し2~4週間続けること。その後は、1週間もしくは2週間に1回の間隔で使用します。 | |||||||||
|