男女別育毛剤の基礎知識
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まず大前提として、育毛剤の使用は正しい頭皮ケアをしてからです。
薄毛が気になるからといって、いきなり育毛剤を使用するのでは、まったく効果が現れません。
なぜなら、頭皮環境が悪いままだからです。
頭皮環境が悪いとは、毛穴が皮脂で詰まり、血行も悪く、髪に栄養が行きわたらない状態のこと。
こんな状態の頭皮に対して、育毛剤を塗ったり、サプリメントを飲んでも、育毛剤の成分は頭皮に届かず、無駄になってしまいます。
正しい頭皮ケアの方法は2つ
- アミノ酸系シャンプーによる毛穴汚れの洗い流し
- 頭皮マッサージによる頭皮の血行促進
育毛剤の使用は、頭皮ケアを行ったあとの話です。
男女別育毛剤の基礎知識
性別 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
育毛・発毛効果 | 6ヶ月 | 3ヶ月 |
育毛剤の特徴 | 男性用育毛剤はアルコール分が多く、メンソールが含まれている(皮脂の多い男性の頭皮に合わせて清涼感を与えるため)。香りも男性向け。 | 女性用育毛剤は「ミノキシジル」「フィナステリド(プロペシア)」など胎児や母乳に悪影響を与える成分が含まれていない。保湿成分が含まれているほか、植物エキスなども配合されている。 |
育毛剤の効果 | ①頭皮の血行を促進する ②男性ホルモンの働きを抑制する ③頭皮や毛根に栄養を与える ④傷んだ頭皮を改善する |
①頭皮の血行を促進する ②毛母細胞の分裂を活性化させる |
育毛剤選びで重要視するポイント | ・自分の抜毛の原因を知り、それに合った作用の育毛剤を選ぶこと ・有効成分がどれだけ毛根までしっかり浸透するか(確実に毛根に届く育毛剤かどうか) ・長期間使っても頭皮に悪影響を与えない無添加の育毛剤かどうか |
男性の薄毛・抜け毛の原因は男性ホルモンであることが多く、女性はそれ以外であることが多いのが特徴です。
そのため、当然のことながら、育毛剤の種類も男女で異なってきます。
また、副作用の関係から女性が使用できない育毛剤もあります。
女性が男性ホルモンを抑制する成分(プロペシア)が含まれている男性用育毛剤を使用すると、そもそも男性ホルモンが原因ではないので、育毛の効果は期待できません。それどころか、副作用の影響で胎児に悪影響を及ぼしてしまいます。
ミノキシジルの副作用も女性にとって悪影響を及ぼすものです。血行促進の効果があるので、女性の薄毛に効果がないというわけではありませんが、ミノキシジルの配合量によっては、母乳に影響してしまうため、注意が必要です。
そのため、女性は女性用育毛剤を使用すべきです。
育毛剤に関するQ&A
- 育毛剤と発毛剤の違い
- 育毛剤をすすめる理由
- 医薬品と医薬部外品の違い
- 頭皮ケアもして、育毛剤も使用しているけれど改善が見られない場合は?
育毛剤は、今生えている髪の毛を太く長く育てるもので、医薬部外品がほとんどです。
一方で、発毛剤は、新しく髪が生えてくるように働きかけるもので、医薬品のものもあります。
女性の場合は髪が全体的にやせ細る薄毛であることが多いため、育毛剤が適していると言えます。
男性で部分的に髪がなくなったり後退している場合、発毛剤の方がいいと言えますが、実際のところ、育毛剤にも発毛剤の効果が期待できる商品もあるので、育毛剤の方がおすすめです。
育毛剤の効果は、今生えている髪の毛を太く長く育てることです。
だとすると、もうすでに髪が生えなくなってしまった部分がある方には必要ないように思えます。それでも発毛剤ではなく、育毛剤をすすめる理由は、育毛剤によって髪の毛が生えやすい頭皮の環境が整えられ、育毛剤でも髪の毛が生えてくるようになるからです。
さらに、発毛剤は医薬品のものもあるため、効果は大きいのですが、その分、副作用も大きいのがデメリットです。頭皮の弱い人や発毛剤がまだ必要ない程度の人は育毛剤がおすすめです。
副作用があるかないかという点が違います。
医薬品は医師や薬剤師によって処方される他、薬局などで市販されているものです。こちらは育毛効果は高いのですが、副作用の心配があります。
医薬部外品は医薬品に準ずるものであり、病気の治療というよりも予防が目的のもの。医薬部外品の育毛剤は、効果が出るのに時間はかかります。しかし、副作用の心配はほとんどないため、安心して使用できます。
医師への相談が必要です。